2020年03月02日

琵琶湖疏水連続講座第2回「琵琶湖疏水のある風景―近代京都の新名所から京都らしい景観へ」

 琵琶湖疏水は,明治23年4月の竣工以来,豊かな水の恵みで京都市民のくらしを守り,

まちの産業や文化を支えてきました。上下水道局では,琵琶湖疏水の魅力の向上と発信に

取り組んでおり,琵琶湖疏水記念館でも,計画や建設に関する資料の展示などを行っています。

 平成31年3月,琵琶湖疏水記念館が開館30周年リニューアルオープンを迎え,

本年には,琵琶湖疏水が竣工130周年を迎えます。琵琶湖疏水への関心が高まる

この機会を捉えて,琵琶湖疏水の意義及び先人の偉業を顕彰するため,

琵琶湖疏水連続講座を開催することといたしました。

 

 第2回「琵琶湖疏水のある風景―近代京都の新名所から京都らしい景観へ」

 令和2年2月22日(土),琵琶湖疏水記念館2階AVホールにおいて,琵琶湖疏水連続講座

第2回「琵琶湖疏水のある風景―近代京都の新名所から京都らしい景観へ」を開催しました。

今回は,京都大学大学院人間環境学研究科教授の中嶋 節子氏をお招きし,御講演いただきました。

 同講座第1回の「琵琶湖疏水の建築遺産」では,武庫川女子大学客員教授の石田潤一郎氏に,

琵琶湖疏水を建築の視点から御講演いただきましたが,第2回である今回は,

中嶋先生が専門とされている都市形成の視点から御講演いただきました。

 講座では,疏水建設の目的など基本的な内容から,琵琶湖疏水が京都にもたらした風景について,

地図や写真を交えて御紹介いただきました。疏水によってつくられた近代庭園の風景や,

疏水を利用した施設など,当局では詳細を説明することがなかった内容を多く御紹介いただき,

大変充実した講義でした。

講演の様子

 

 講座後の質疑応答では,疏水がつくりあげた景観に関する質問から

地域を流れる疏水についての質問まで,多岐にわたる内容の質問が挙がり,

受講者の方々にも大変ご興味を持っていただいたことがわかりました。

 

 今回の講座においても,大変多くの方に御受講いただき,ありがとうございました。

引き続き,3月にも琵琶湖疏水に関する講座を実施します。次回は,

令和2年3月20日(金・祝)午後2時から午後4時まで,京都高低差崖会崖長の梅林秀行氏による

フィールドワークを行い,「琵琶湖疏水から巡る“近代京都”の発生源」について

御解説いただきますので,ぜひ御受講ください。