2020年01月30日

琵琶湖疏水連続講座 第1回「琵琶湖疏水の建築遺産」

 琵琶湖疏水は,明治23年4月の竣工以来,豊かな水の恵みで京都市民のくらしを守り,

まちの産業や文化を支えてきました。上下水道局では,琵琶湖疏水の魅力の向上と発信に

取り組んでおり,琵琶湖疏水記念館でも,計画や建設に関する資料の展示などを行っています。
 平成31年3月,琵琶湖疏水記念館が開館30周年リニューアルオープンを迎え,

本年には,琵琶湖疏水が竣工130周年を迎えます。琵琶湖疏水への関心が高まる

この機会を捉えて,琵琶湖疏水の意義及び先人の偉業を顕彰するため,

琵琶湖疏水連続講座を開催することといたしました。

 

第1回「琵琶湖疏水の建築遺産」
 令和2年1月25日(土),琵琶湖疏水記念館2階AVホールにおいて,

琵琶湖疏水連続講座 第1回「琵琶湖疏水の建築遺産」を開催しました。

今回は,武庫川女子大学客員教授の石田潤一郎氏をお招きし,御講演いただきました。
 琵琶湖疏水の建設は,明治期の大土木事業ということもあり,土木の面から語られることが

多いですが,今回の講座では,石田先生が専門とされている建築という側面から

御講演いただきました。
 講座では,琵琶湖疏水トンネル洞門と旧御所水道ポンプ室について,

設計の際に参考にしたと考えられる建物及び建築様式を紹介するとともに,

どのような箇所が洞門及びポンプ室のデザインに使用されたかを詳しく御解説いただきました。
 また,琵琶湖疏水トンネル洞門と旧御所水道ポンプ室の設計に携わった建築家について

御紹介いただくなど,大変充実した講演内容でした。

講演の様子

 

 講座後の質疑応答では,建築に関する専門的な質問も挙げられていました。

当局職員では語ることのできない視点での貴重な講演であったことから,

受講者の方々にも大変御満足いただいたようです。

質疑応答

 

 今回の講座には,大変多くの方に御受講いただき,ありがとうございました。

引き続き,2月及び3月に琵琶湖疏水に関する講座を実施します。

次回は,令和2年2月22日(土)午後2時から午後4時まで,

京都大学大学院人間環境学研究科教授の中嶋節子氏に

「琵琶湖疏水のある風景―近代京都の新名所から京都らしい景観へ」を御講演いただきますので,

ぜひ御受講ください。